健康−メタボにご用心骨粗しょう症


■ 骨粗しょう症・・・年を重ねるにつれ、骨がもろくなる。

骨粗しょう症とは、骨量が減り、骨がもろくなった状態をいいます。もろくなった骨は少しの衝撃でも折れやすくなります。特に太ももの付け根を骨折するケースが多く、歩行に支障をきたすおそれがあります。

人間の骨は全身に200個以上あり、常につくり替えられています。古い骨を溶かして破壊する『破骨細胞』と破壊された骨を修復・再生する『骨芽細胞』の働きにより、骨は一定の強さを維持していますが、加齢や閉経によってこのバランスが崩れると徐々に骨量が減り骨粗しょう症になります。

特に女性の場合、閉経に伴い女性ホルモンのエストラゲンが減少すると『破骨細胞』の働きが盛んになり、骨形成を上回ります。そのため骨密度が低下してしまうのです。

骨粗しょう症には自覚症状がないので、定期的に骨密度を測定しましょう。加齢による骨量の減少は避けられませんが、生活習慣を改善することで減少スピードを抑えることは可能です。

意識してカルシウムをとり、簡単な体操や散歩などで体を動かして骨を刺激するようにしましょう。



年齢と骨量の変化

年齢と骨量の変化の表





■ どんな症状・・・寝たきりや要介護になることも

骨粗しょう症の初期は自覚症状はほとんどないため、骨折してはじめて病気を自覚することも少なくなく、病状が進むと背中や腰が激しく痛む、身長が縮む、背中や腰が曲がってくる、転んだだけで骨折するなどの症状が現れます。


寝たきり、要介護となることもある。

高齢者では、骨粗しょう症による骨折や背中や腰の激痛が原因で、寝たきりや介護が必要な生活になってしまうこともあります。

また、姿勢が悪くなってくると内蔵を圧迫し、息苦しくなったり、胸焼けがするなど呼吸器や消化器の機能が低下し、生活の質がおちます。

要介護の表



■ 強い骨づくりに欠かせないカルシウムとビタミンD

丈夫な骨をつくるにはカルシウムが欠かせませんが、日本人の食生活では特に不足しがちです。食事からとるカルシウムが少ないと骨がつくれないばかりか、骨からカルシウムが溶け出し急速に骨がもろくなってしまいます。

カルシウムを多く含む小魚や大豆製品・乳製品・青菜類を意識してしっかりとりましょう。カルシウムと共に骨の健康にとって重要なのがビタミンDです。カルシウムは吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンDがカルシウムの吸収率を高め、さらに血液中のカルシウムを骨に運搬して沈着する助けもします。

ビタミンDは魚やきのこに多く含まれます。ビタミンDとカルシウムを組み合わせた食事を積極的にとり、強い骨をつくりましょう。


ビタミンDを多く含む食品

うなぎ・さけ・いわし・きくらげ・干ししたけ



日光浴をしましょう

カルシウムの吸収を高めるビタミンDは、日光浴によって皮膚でもつくられます。
夏は木陰で30分、冬は手や顔に1時間程度が目安。また、ガラスは紫外線をあまり通さないため窓越しより野外の方が良い。野外に出たくない人は食事での摂取を心がけましょう。




骨粗しょう症になりやすい生活習慣チェック

次の項目に多く当てはまる場合は、骨粗しょう症になる危険性が高いと考えられます。ライフスタイルの改善を心がけましょう。

□野外に出ることが少ない。
□ダイエットをしたことがある。
□牛乳やチーズなどの乳製品をあまりとらない。
□納豆や豆腐などの大豆製品をあまりとらない。
□家族に骨粗しょう症と診断された人がいる。




骨粗しょう症を招く老化予防のツボ療法

筋力の低下や運動機能の低下など、骨粗しょう症を招く老化を予防するには、全身の活力源となる腎愈(じんゆ)と湧泉(ゆうせん)が効果的です。


腎愈(じんゆ)

老化予防のツボ―腎愈(じんゆ)

一番下の助骨の先端と同じ高さ、背骨をはさんだ両側にある腎愈(じんゆ)は、両手の親指でじっくりと指圧する。


湧泉(ゆうせん)

老化予防のツボ―湧泉(ゆうせん)

足の裏側、足の指を曲げたときにくぼみの出るところにある湧泉(ゆうせん)は、十数回リズミカルに揉み押す。