健康−メタボにご用心冷え性


■ 『冷え』は体温調節がうまく出来ていない状態

女性を中心に、子供や男性にも増えている冷え性は、体温調節機能の乱れによって起こります。本来、寒さを感じると、脳の指令によって血液循環が抑制され体表面の温度が一時的に下がった後、内蔵が熱エネルギーを増産して体を温めます。

この調節がうまくいかないときに冷えを感じます。

原因は寒さを感知する皮膚感覚の故障、脳から指令を出す自律神経の失調、血行不良などです。

ストレッチやウォーキングなど適度な運動で血液循環をよくする、温めののお湯でゆったり入浴して体を温める、こまめに上着を脱ぎ着して急激な温度変化を防ぐ、体の中から温まる食事などが予防策となります。

特に、血液の出発点の心臓から離れた手足の先は冷えやすいので、冷えを感じたら動かしたり、お湯につけたり、早めに温めましょう。体を締め付ける衣類や靴を避けることも大切です。

血液循環をよくするには血管マッサージが効果が期待できます。



冷え性の対策

冷え性の対策イラスト





■ タンパク質・野菜・スパイスで体の中から温まる

冷え性の対策として、体を中から温める食生活を心がけることも重要です。

体を温める代表的な栄養素はタンパク質です。タンパク質を体内でエネルギーに変えるとき、胃は大量に消化酵素出す必要があり、その運動が熱を発生します。

また、タンパク質は体内に留めておけないため、肝臓で排泄できる形に分解され、このときも熱が発生します。タンパク質は胃と肝臓で熱を発生させて体を温めます。

トウガラシ・にんにく・しょうが・カレースパイスなどのスパイスは、首の周辺にある熱を作り出す細胞を温めて体温を上昇させるといわれています。スパイスを使うと辛くなりますが『酢』を混ぜると味がまろやかになり、無理なくたくさん食べることができます。

また、血流を改善する食品も冷え性に効果があります。野菜の中では、たまねぎ・ねぎ・ニラ・かぶ。カボチャなどがよいでしょう。

冷え知らずの体を保って、寒い冬を乗り切りましょう。



冷え性に気をつけたい症状チェック

次の項目に多く当てはまる人は、冷え性に注意が必要です。血液循環よくする対策や体を温める食生活を心がけましょう。

□手足がすぐ冷たくなる。
□手足がしびれることがある。
□しもやけができやすい。
□肩が冷えやすく、痛むことがある。
□風邪をひきやすい。




冷え性に効果的なツボ療法

冷え性には、足の三陰交(さんいんこう)・築賓(ちくひん)を指圧して足の血行を促すと効果的です。体の保温に気を配りながらおこないましょう。

冷え性のツボ・三陰交(さんいんこう)のイラスト 冷え性のツボ・築賓(ちくひん)のイラスト

三陰交(さんいんこう)

足の内くるぶしから指幅約3本分上がったところにある三陰交(さんいんこう)は、すねを手のひらで包むようにして、親指で力をこめてもみ押す。


築賓(ちくひん)

足の向こうずねの内側で内くるぶしから指幅約5本分上にある築賓(ちくひん)は、向こうずねをつかみ、親指を内側に回して力を入れて押す。