健康−メタボにご用心歯周病


■ 悪い生活習慣が歯周病菌を増殖させる

健康的な食生活に欠かせないのが歯。食事を美味しいと感じている人は、平均で約20本の歯があるという調査結果もあります。20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、味を楽しみながら食べることができます。

歯を失う主な原因は歯周病です。歯周病を起こすのは、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢の中にいる歯周病菌。間食が多い、よく噛まずにたべる、歯をきちんと磨かないなどの悪い生活習慣が、歯垢を溜めて歯周病菌を増殖させます。

さらに健康状態が悪く免疫力が落ちると、菌が活動しやすくなります。歯周病は歯を失うだけでなく、糖尿病や動脈硬化を招くともいわれます。

つまり、歯周病予防のために生活習慣を改善することは、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防にもつながるのです。



食事のおいしさの感じ方と歯の本数

歯周病:食事のおいしさと歯の本数の表





■ よく噛んで食べて歯周病予防

歯周病予防のポイントは、歯磨きと規則正しい食事をして、間食を減らし、よく噛んでたべること。特に、しっかり噛むことで唾液がよく出ると、口の中がきれいになります。

また、よく噛むことで満腹感が得られ、肥満予防にもつながります。よく噛んで食べる習慣を身につけるために、あじのひらき・牛肉ステーキ・たこの刺身など噛みごたえのあるもの、れんこん・ごぼう・キャベツ・りんごなど食物繊維が豊富なものをたべましょう。

また、同じ量でも大きめに切ることで噛む回数が増えますは飲み物をとらないことも大切。よく噛んで、健康な歯ぐきを保ちましょう。

歯周病:噛みごたえのある食品のイラスト



唾液の働きに注目

唾液は歯の表面を洗い流す作用や、歯のエナメル質を修復する再石灰化を促す、酸を中和するといった、さまざまな働きを持っています。

唾液の量が減るとそうした働きが低下してしまいます。唾液を充分に出すためにも、食べ物をよく噛むようにしましょう。ダイエットにもつながります。




歯周病で現れる症状チェック

次の項目に当てはまる人は、歯周病の可能性があります。多く当てはまる人は進行しているおそれがあるため、早目に医師に相談しましょう。

□歯ぐきに赤く腫れた部分がある。
□口臭がなんとなく気になる。
□歯と歯の間にものがつまりやすい。
□歯をみがいた後、血がでることがある。
□歯ぐきが鋭角的な三角形ではなくおむすぶ形の部分がある。




歯周病の症状に効果的なツボ療法

歯周病などによって起こる歯ぐきの腫れを抑えるには手の三里(さんり)、歯茎の痛みを抑えるには大迎(たいけい)が効果的です。

歯周病のツボ・手の三里(さんり)のイラスト 歯周病のツボ・大迎(たいけい)のイラスト

手の三里(さんり)

前腕の親指側、ひじの曲がり目から手先に向かって指幅約2本分あたりにある手の三里(さんり)は、親指の先が皮膚に沈むくらい、力をこめて押す。


大迎(たいけい)

唇の端の斜め下、下あごの骨のくぼみにある大迎(たいけい)は、指の腹で強めに繰り返し押す。