健康−メタボにご用心認知症予防


■ 頭を使って脳を活性化、認知症を予防

85歳以上の高齢者の4人に1人は認知症といわれています。認知症は、脳の大脳皮質、特に高度な脳活動をする前頭前野の働きの衰えが大きく関わります。

老化にともなって誰にでも起こりうる症状ですが、発症を遅らせることは可能です。誰しも自分で自分のことが分からなくなるような形の長生きは望みません。

バランスの良い食生活、適度な運動、節酒、禁煙、活動的な生活が予防となります。また、文章の読み書き、楽器演奏、囲碁、将棋といったゲームなど、頭を使う趣味を持っている人は認知症になりにくいとされています。

頭を使うことによって、脳はリラックスしているときよりも活性化します。楽しんで続けられることから始めてみましょう。

最近の出来事を思い出せないなどの症状が見られたら、医師に相談することをおすすめします。認知症は、早期の対応により発症を軽減できる場合があります。



前頭前野の働き

前頭前野の働きのイラスト


前頭前野の働きはほぼ自分自身といってよく、自分そのものです。




よく噛むこと、人と接することが認知症予防になる。

よく噛むことで脳に刺激を与えるとやる気がでたり、物事を前向きに楽天的とらえることができる場合があるといわれていますが、これは入れ歯の場合でも同様です。

歳をとってくると柔らかいものを食べがちですが、噛むことは認知症予防になります。20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、味を楽しみながら食べることができるので歯を大切にしましょう。


高齢者は家に閉じこもりがちですが、人と話をすることは脳への刺激になり、認知症予防になります。地域の集まりなどには積極的に参加し、趣味や仲間との交流を楽しみ心身ともに充実した毎日を過ごしたいものです。




うっ血状態・・・動脈硬化は老化を早目、認知症にもなりやすくなる。

血液は心臓から出て足の先まで来ると重力に負けて自力では心臓に帰れません。ポンプの役目をするふくらはぎの筋肉を動かすことで血液は心臓に帰れます。心臓になかなか帰れない場合、血液は足のほうに留まりうっ血状態になり、血流が悪くなり動脈硬化へとつながっていき認知症になりやすくなります。

うっ血状態解消に効果的なのはウォーキングですが「スローステップ運動」も効果的で踏み台を上り下りするだけという超手軽な運動。もっと簡単なものは、「青竹ふみ」や椅子に座って足の指に手の指を突っ込み「足首をグルグル回す」と血流がよくなります。





■ 脳のエネルギーになるブドウ糖、ビタミンB郡

脳を元気に保つには、エネルギーをとることが第一。脳のエネルギー源はブドウ糖です。そのもととなる、ご飯やパンなどの炭水化物をしっかり食べましょう。

ブドウ糖は体内に大量に溜めておくことができないため、一日3食、きちんととり入れることが大切です。特に朝食を抜いてしまうと、脳のエネルギーが不足して集中力が低下してしまいます。

ご飯がブドウ糖に変わるには、食後30分〜1時間ほどかかるため、活動する時間を見越して早めに朝食をとると効果的です。脳を活性化させるためには、ご飯やパンと一緒に、脳細胞のもとになるタンパク質、体の調子を整えるビタミン、記憶力や学習能力にかかわるDHA・IPA、集中力を持続させるカルシウム、抗酸化作用のポリフェノールなどもとるとよいでしょう。



週3回の野菜ジュースで認知症、アルツハイマー病を予防

認知症の予防には、野菜や果物、魚をとることが有効です。野菜や果物のジュースを週3回以上飲む人は、飲まない人と比べて、アルツハイマー病の発症リスクが低下したという調査結果も出ています。ただし、ジュースは食品ではなく、補助的なものとして捉えましょう。



脳にエネルギー補給するメニュー(例)

脳にエネルギー補給するメニューのイラスト



認知症かもしれない初期症状チェック

次の項目に当てはま人は、認知症の可能性があります。自分や身近な人に当てはまる場合は、早めに医師に相談しましょう。

□知っている人の名前が思い出せない。
□今まで好きだったことへの興味・関心がなくなった。
□外出や人と会うことがおっくうになった。
□身なりを気にしなくなった。
□すぐ前のことを忘れてしまう。




脳の働きに効果的なツボ療法

脳の老化を防いで認知症を予防するには、頭へめぐる血行をよくする天柱(てんちゅう)・完骨(かんこつ)などが効果的です。

天柱(てんちゅう)

脳の働きに効果的なツボ天柱(てんちゅう)のイラスト

首の後ろの髪の生え際にある2本の太い筋肉の外側のくぼみにある天柱(てんちゅう)は、後ろから両手で包み込むようにして親指で押す。


完骨(かんこつ)

脳の働きに効果的なツボ完骨(かんこつ)のイラスト

耳たぶの後ろの骨の後方のくぼみにある完骨(かんこつ)は、人さし指・中指・薬指をそろえゆっくりなでるように押す。