健康−メタボにご用心食中毒


■ 食中毒菌を、つけない・増やさない・やっつける

気温や湿度が高い季節は食中毒が多発します。飲食店などで起こるものと思われがちですが、家庭の食事が原因の場合もあります。

食中毒の原因はさまざまですが、大半は腸管出血性大腸菌O157などの細菌です。

細菌は肉眼では見えず、食べものに付着しても味やにおいに異常がないことが多いので、しっかりした予防が必要です。そのために守りたいのが、細菌をつけない、増やさない、やっつけるの三原則。

つけないためには手や食器類をしっかり洗うこと、増やさないためには、食材を買った後はできるだけ早く冷蔵庫へ入れ、つくった料理はすぐ食べること、やっつけるためにはしっかり火を通すことです。

体の抵抗力が弱い人は、少量の細菌でも食中毒を発症し、重症化しやすい傾向があります。子供や高齢者のいる家庭では特に食中毒が起きないように十分に注意しましょう。


食中毒を起こす主な細菌

細菌名 主な原因食品 潜伏期間 主な症状
サルモネラ 加熱不足の肉・卵・魚料理 6〜48時間 おう吐・腹痛・下痢・発熱
カンピロバクター 加熱不足の肉(特に鶏肉)・生の牛レバー 2〜7日 おう吐・腹痛・下痢・発熱・筋肉痛
腸炎ビブリオ 魚介類の刺身・寿司 4〜96時間 激しい下痢・腹痛
黄色ブドウ球菌 おにぎり・弁当
(人の手から感染)
1〜6時間 吐き気・おう吐・腹痛・下痢
腸管出血性大腸菌
O157
加熱不足の肉
(人の手から感染
12〜60時間 激しい腹痛・下痢・下血




■ しっかり加熱し、抗菌効果のある食材を活用

食中毒を予防するためには、生の卵・肉・魚介類など加熱が必要な食品は、中心まで十分に加熱しましょう。肉や加熱調理用ソーセージは、ピンク色の部分が見えなくなるまで、魚は骨から身が簡単にはがれるまで焼くのが目安です。

お弁当は水分に気をつけましょう。水分が多いと細菌が増えるおれがあります。おかずの汁気はよく切ってからお弁当箱に詰め、よく冷ましてからふたをしましょう。また、酢や梅干・しょうが・大葉などには、防腐効果や細菌の増殖を抑える抗菌効果があるといわれています。お弁当に入れたり、上手に調理に利用することをおすすめします。

食中毒の原因となる細菌を寄せつけないようにし、夏を元気に乗り切りましょう。



食中毒予防のための食生活チェック

自宅で食中毒を予防するために、夏季は特に次の項目に気をつけるようにしましょう。


□冷蔵・冷凍の必要な食品の購入は、買い物の最後にする。
□調理を始める前、食品を取り扱う前後、食事前に必ず手を洗う。
□生の魚や肉を切った包丁・まな板は、洗って熱湯をかける。
□残った食品は、浅い容器に小分けして冷蔵庫に保管する。
□残った食品を温め直すときも、十分に加熱する。




胃痛や下痢に効果的なツボ療法

胃痛や下痢などの症状には、消化機能を整える中皖(ちゅうかん)が効果的です。ただし、症状が重いときは早めに医師の診断を受けましょう。


中皖(ちゅうかん)

ツボ療法肝愈(かんゆ)のイラスト

腹部の中心線上、みぞおちとへその中間にあるは、指先を揃えて両手を重ね、中指の先で指圧する。