高血圧症血圧降圧薬


■ 薬物療法・血圧降圧薬は血圧を下げるが高血圧は直せない。副作用に注意!

高血圧の人の9割は原因が明らかでない本態性高血圧です。しかし、遺伝的体質、食塩摂取過剰、肥満、アルコールの多飲、ストレスなどの生活環境の因子が重なって高血圧になると考えられています。

普通、健康診断などで最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上あって高血圧と診断されても自覚症状がないため積極的に病院にいき治療をうけるということはあまりありません。もっと深刻な血圧の数値になり病院に行くケースが大半だと思います。

病院では血圧の程度により生活習慣改善の指導から始まり、数値が高い場合は薬物療法になり降圧薬を飲むことになりますが血圧が十分下がらない場合は他の降圧薬が組み合わせられます。生活習慣の改善のみで目標血圧範囲になる人は全体の2割程度で、大半は薬物療法が必要となります。

しかし、高血圧の原因ははっきり分かっていないんです。薬物療法で使われる薬は血圧を下げる降圧薬で高血圧の原因を取り除くものではなく高血圧は直りません。飲むのをやめると血圧は上がります。副作用のリスクもあります。

しかし、高血圧を放置していると動脈硬化が進み、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、腎臓病などのリスクが非常に高まり、生命を落とす危険があります。降圧薬の量を減らしたり服用をやめたりするケースもまれにありますがほとんどの人は降圧薬をずっと飲み続けることになります。その方が生命を落とすリスクはずっと減ります。

また、生活習慣の改善などで肥満などが改善されると高血圧が直らなくても降圧薬の効きも良くなり高血圧が改善されます。




■ 薬物療法・血圧降圧薬の種類

(*)副作用は可能性があるものです。記載以外にも副作用はあります。

☆利尿薬(サイアザイド系)
効果 高血圧の原因である塩分と水分を尿に排泄し、血液量を減少させて血圧を低下させる。
欧米では使用率高いが日本では低い。代謝異常のない患者に少量投与が向いている。
副作用 脱水・低カリウム血症、インポテンス、糖尿病、痛風
商品名 HCTZ、ダイクロトライド、フルイトラン、ナトリックス、ハイグロトン
☆アルドステロン拮抗薬(カリウム保持性利尿薬)
効果 高血圧の原因である塩分と水を尿に排泄し、血液量を減少させ血圧を低下さる。
利尿降圧作用以外に臓器保護作用があります。
副作用 高カリウム血症、女性化乳房などの女性ホルモン作用、肝機能、精神神経系の副作用
商品名 トリテレン、アルダクトンA、ソルダクトン、セララ
☆β(ベータ)遮断薬
効果 心拍数と心拍出量を低下させて、血圧を低下る。
降圧効果は中等度、欧米では使用率は高いが日本では低い。虚血性心疾患合併例には最適。
副作用 徐脈、手足の冷え、息切れ、インポテンス
商品名 テノーミン、アセタノール、プルサン、ミケラン、セレクトール、セレカル、ダイム、インデラル、インデラルLA、ケルロング、セロケン、ナディック、ハイパジール、カルビスケン、メインテート、ブロカドレン、サンドノーム、ベータプレシン
☆α(アルファ)遮断薬
効果 収縮している末梢血管を拡張させ血圧を低下させる。
付加薬としても有用。
副作用 立ちくらみ、めまい
商品名 エブランチルカプセル、ハイトラシン、バソメット、デタントール、デタントールR、ミニプレス、カルデナリン
☆αβ(アルファ・ベータ)遮断薬
効果 α遮断薬とβ遮断薬の両方の作用をもつ。
β遮断薬にありがちな血管収縮をα遮断で補う。
副作用 立ちくらみ、めまい、気管支喘息
商品名 ローガン、アルマール、ベトリロール、ベトリロールL、カルバン、トランデート、アーチスト
☆カルシウム拮抗薬
効果 血管壁のカルシウムイオンを低下させて血管を広げ、血圧を低下させる。
降圧効果は強力で、日本では最も使用されている。
副作用 脈が速くなる、顔がほてる、尿量増加、足のむくみ、歯肉のはれ 。グレープフルーツジュースで副作用が強く出る。
商品名 ノルバスク・アムロジン、ベック・サプレスタ、ランデル、シナロング・アテレック、ペルジピン、バイミカード、バイロテンシン、アダラート・セパミット、ニバジール、ヒポカ、スプレンジール・ムノバール、コニール、カルスロット、ヘルベッサー、ワソラン
☆アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
効果 血圧を上昇させるホルモンであるレニン-アンジオテンシン系の作用をたち切り、血圧を低下させる。
降圧効果は中等度だが心臓、腎臓などの臓器保護効果が優れているため、糖尿病合併症の治療にも使われる。
副作用 のどのイガイガ感や空咳が1割以上の方にでる。
商品名 セタプリル、タナトリル・ノバロック、レニベース、カプトリル、コナン、インヒベース、エースコール、アデカット、オドリック・プレラン、チバセン、コバシル、ロンゲス・ゼストリル
☆アンジオテンシンU受容体拮抗薬
効果 血圧を上昇させるホルモンであるレニン-アンジオテンシン系の作用をたち切り、血圧を低下させる。
降圧効果は中等度以上で心臓、腎臓などの臓器保護効果にすぐる。
副作用 から咳の副作用はほとんどない。めまい、動悸
商品名 ニューロタン、ブロプレス、ディオパン、ミカルディス、オルメテック


高圧薬は年齢、性別、体格などによりたくさんの種類から各人あうと思われる薬を医師が選びます。血圧が下がらなかったり逆に上がったり、副作用を感じたら医師や薬剤師に相談しましょう。

理想的な降圧薬は、安定した降圧効果が確実に得られ、かつ副作用が少ないものです。



■ 薬物療法・血圧降圧薬は自分の判断で中止したり、量を変えるのは危険

降圧薬は血圧を下げる薬であって高血圧を治す薬ではありません。血圧が下がって安心して「もう飲まなくても大丈夫」と自分で判断して飲むのをやめたり、量を減らすのは危険です。飲むのをやめると血圧は上がります。

管理人も仕事が変わって会社を休みにくくなり3ヶ月程度、薬を飲まなかった時期があり、仕事が忙しく疲労、ストレスが溜まり高血圧状態になり、眼底出血を起こしてしまった「にがい経験」があります。眼底出血時は200mmHgを超えていました。眼底出血を起こすと目の血管の動脈硬化が早く進み2度、3度と眼底出血を起こす可能性が高いと脅され、降圧薬だけでなく酢漬け黒豆を食べるようにしました。酢漬け黒豆は血圧を下げるだけでなく血管をしなやかにし、ダイエット効果も大きくそれまで降圧薬を飲んでも血圧は下がるが安定的に目標値に下がらなかったのですが、黒豆、ダイエット効果が加わると110mmHg・60mmHgと普通の人より血圧が下がりました。

副作用もありました。尿酸値が高くなり痛風になりかけたのです。痛風には酢が有効に効くのですが酢漬け黒豆の酢が効いたのか尿酸値が下がり今のところ痛風にはなっていません。薬の副作用が一過性のものだったのかもしれません。

管理人は2つの種類の降圧薬を服用していますが、病院での血圧測定で半年以上110mmHg・60mmHg程度だったので医者が「もう降圧薬を飲まなくても大丈夫でしょう。1種類薬を減らしてみましょう。血圧が上がるようなら、また飲むことにしましょう。」ということにしましたが、すぐに血圧は上がりませんでしたが1ヶ月半ぐらいすると155mmHg・95mmHgとなり現在は元の2種類の降圧薬(カルシウム拮抗薬のノルバスク・アンジオテンシンU受容体拮抗薬のオルメテック)を服用しています。