高血圧症ポリフェノール


■ フレンチパラドックス・・・赤ワインのポリフェノールが高血圧や動脈硬化を予防

働き者でせかせかと仕事ばかりしている日本人と違い、フランス人は赤ワインを飲みながら肉料理が主体でそれにクリームやバターがたっぷり入ったソースがかかったフランス料理を時間をかけて食べる。バカンス休暇も十分にとる。日本人からすると羨ましくもある。

「フレンチパラドックス」だが『フランスの逆説』という意味です。フランス料理は動物性の脂肪が多く、当然フランス人は動脈硬化になり、心筋梗塞や心臓・血管系の病気が多いと予想されるがところが現実は逆でフランス人が心臓病で死亡する割合は他の西欧諸国に比べて少ないといわれている。「脂肪分が多い食事を取っているにもかかわらず心臓病の死亡率が低い」というのがフレンチパラドックスの由来です。

なぜなんでしょう。フランス人は赤ワインをよく飲む。赤ワインにはブドウの皮に多く含まれるポリフェノールがあります。ポリフェノールには抗酸化作用がある。体の中では活性酸素ができる。活性酸素は不安定な酸素で細胞にダメージを与え、シミやしわを作るなど皮膚への悪影響の他、老化や動脈硬化、糖尿病、がん、高血圧などの引き金になるといわれています。活性酸素は常にできていますが普通はカタラーゼやスーパーオキシドジスムターゼといった酵素やポリフェノールなどの植物由来の抗酸化物質が活性酸素を消している。これが抗酸化作用です。

つまり、活性酸素が体を錆びさせ老化させようとするのをポリフェノールなどの抗酸化物質が防いでいるのです。

ポリフェノールを摂取することは高血圧や糖尿病、その先にある動脈硬化や老化、がんの予防になります。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因です。高血圧で一番困るのは動脈硬化が進むことです。ポリフェノールは高血圧に効果があり、しかも動脈硬化の予防にもなるのです。私はポリフェノールが豊富にふくまれている酢漬け黒豆を食べていますが内臓脂肪が減りダイエットもできました。ポリフェノールの他にビタミンCやビタミンEにも抗酸化作用があります。




■ ポリフェノールの効果

ポリフェノールの効果として主なものは

■抗酸化作用(活性酸素を抑制し細胞の老化を防ぐ)
■動脈硬化の予防効果
■脳梗塞や心筋梗塞の予防効果
■血中のコレステロールを抑制する効果(高血圧の予防)
■肝機能の向上効果(肝機能が向上することにより脂肪を分解する機能も向上)
■ホルモン促進作用
■殺菌効果
■糖尿病の改善効果
■がん予防(消化器系)の効果


最近ではポリフェノールの抗酸化作用が老化を防ぎ寿命を延ばすといわれるようになってきています。



■ ポリフェノールを多く含む食品

ポリフェノールは植物の皮や種に多く含まれます。ポリフェノールを多く含む物の特長は渋味や苦味が強いものや色が濃いものです。


ポリフェノールを多く含む食品

■赤ワイン
■緑茶
■ゴマ
黒豆、大豆
■りんごの皮
■タマネギの皮
■ピーナツの薄皮
■ブルーベリーの皮
■生姜
■ウコン
■柿の皮
■プルーン
■カカオ(チョコレートやココア等)
■紫芋


ポリフェノールは熱に強く、壊れにくいので調理する際に気をつけることは特にありませんがポリフェノールを摂取してから効果時間が短いという特徴があり、持続効果は3〜4時間と言われています。サプリメントも販売されていますが毎日の食事で十分とることは可能です。しかし、赤ワインがいいからといって飲み過ぎは体をこわします。節度を持ってポリフェノールをとりましょう。

ちなみに2010年にお茶の水女子大学生活環境教育センターの近藤和雄教授らが発表した調査では、日本人が飲料から取るポリフェノールとしてはコーヒーが47%で最も多く、続いてお茶が16%でした。