高血圧症閉塞性動脈硬化症


■ 恐ろしい閉塞性動脈硬化症になると最悪の場合足の切断・・・予防で血管は若返る!

高血圧症や糖尿病になると血管の老化といわれる動脈硬化が進み手や足などに行く血管がしなやかさを失い硬く内部が狭くなり、プラークといわれる詰まる箇所ができると血流が極端に悪くなり閉塞性動脈硬化症を発症します。閉塞性動脈硬化症で問題となりやすいのが、足で重症化して足の指から壊疽が始まるケースなどの症状がでて最悪な場合、足の切断という恐ろしいことになり、生活レベルの大幅な低下となります。若い人では義足で対応も可能ですが高齢では寝たきりとなることも多い。

また、足の閉塞性動脈硬化症がある人には心臓、脳なども動脈硬化が進んでプラークがあることが多く脳梗塞や心筋梗塞のリスクが非常に高いといわれています。

早期発見、早期治療でたとえ閉塞性動脈硬化症となっても運動療法、カテーテル治療、血管バイパス手術で足の切断をしなくてすみます。また、動脈硬化予防が最も重要で内臓脂肪を減らす又は内臓脂肪を付けない生活習慣を実践することです。最近の研究で動脈硬化の原因となるコレステロールで善玉コレステロール(HDL)を増やせば悪玉コレステロール(LDL)が減り、プラークは小さくなり、若返らないといわれていた血管が若返り、動脈硬化が改善することが分かってきたのです。血管は若返るのです!


血圧が高めの人・高血圧症、糖尿病の人は予防で血管が若返る

特に高血圧症、糖尿病の人は動脈硬化が早く進み血管年齢も高くなります。生活習慣を見直し、喫煙の方は即座に禁煙し、アルコールは少量にし、睡眠を十分にとり、朝食は必ずとり、油類はオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸に替え、肉類、バターなどの常温で固まる油は減らし、食物繊維・ポリフェノール・ビタミン・ミネラルを含む野菜類を積極的にとるようにする、最近注目されているのが食物繊維・ポリフェノールですが食物繊維・ポリフェノールを多く含むのは野菜類・豆類・キノコ類・海藻類ですが毎日食べるのが難しい場合は市販の野菜ジュースなどを飲むとよい。

それに最も重要なのがジョギングなどの有酸素運動で善玉コレステロール(HDL)の増加が認められています。夕方になると血液は下半身にとどまりやすくなり血流が悪くなりますが夕方の散歩は効果的です。それも面倒な人は足首回しで血流が改善されます。このようなことをすれば善玉コレステロール(HDL)を増やすことができ、血管が若返り動脈硬化を防ぎ、改善することができます。




■ 閉塞性動脈硬化症の治療



簡単な閉塞性動脈硬化症の判別法

足の甲にある動脈やくるぶしのすぐ後ろにある動脈に指を当てる触診で自分でも簡単に調べることができます。左右に脈の強さの違いがある場合は閉塞性動脈硬化症が強く疑われ、受診をおすすめします。


壁に向かって仰向けに寝転び、両足を上にあげて壁に掛け足首を動かして運動し、両方ともピンク色ならよいが片方の足首が白いままなら血流が悪いことになり閉塞性動脈硬化症が強く疑われ、受診をおすすめします。


足の健康状態の主なセルフチェック(チェックの多い人は受診が必要)

□足にしびれや冷えの症状がある

□以前は歩けた道が足が痛くなって歩けないが、立ち止まると10分以内に痛みが消える

□朝晩に手足の冷えを強く感じる

□足の皮膚の色が変わってきた

□風呂上がりのときも足首から下が青白い

□小さな傷でもなかなか治らない




運動療法

閉塞性動脈硬化症が重症化する前であれば運動療法だけで治ります。ためしてガッテンで放送され、拍子抜けするほど簡単で驚きました。その驚くべき簡単な運動療法とは一分間散歩し、三分間休憩し、また、一分間散歩し、三分間休憩するを10回繰り返すだけなのです。こうすることで筋肉に酸素が足りないことを自覚させ自らバイパスの血管を作らせることが可能なのです。手術など何も必要ないのです。




カテーテル治療

血管にカテーテルを通し狭くなっている部分を風船などで広げ「ステント」という網目構造をした血管の鋳型を入れる方法で患者の負担も少ないが長期的には同じ箇所にプラークができやすく閉塞性動脈硬化症が再発することがある。




血管バイパス手術

血管が狭くなっている部分を迂回してバイパスの血管を作る手術。バイパスの血管は自身の血管や人工血管が使われる。長期的に閉塞性動脈硬化症の再発のリスクは少ないが患者の負担はカテーテル治療より大きくなる。