高血圧症動脈硬化


■ 怖い動脈硬化は悪玉コレステロールやメタボな肥満、高血圧が原因

動脈硬化とは血管がしなやかさを失い、厚く硬くなり、内壁にコレステロールなどがたまって血液の流れが悪くなる病気で脳卒中、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、腎不全、足の血行障害などを引き起こす動脈硬化は怖い病気です。

動脈硬化の原因は血液中の総コレステロールと中性脂肪および悪玉(LDL)コレステロールが多く、善玉(HDL)コレステロールが少ないことが、第一の原因だそうです。要は血液が脂でドロドロということです。次に肥満で特に内臓脂肪型肥満はコレステロールや中性脂肪が多く、動脈硬化と深く関連しています。メタボなお腹が原因です。

また高血圧症になると血管が拡縮しにくくなり、血液の流れが悪くなります。すると血液を送り出すために血圧がさらに高くなるという悪循環になり、血管壁に圧力をかけ続け動脈硬化の原因になります。高血圧症と動脈硬化とは深い関わりがあります。

その他にも糖尿病、痛風、運動不足、喫煙、A型性格、コーヒーの飲み過ぎなどがあり、特に糖尿病は高脂血症を多発しやすく、動脈硬化の進行が10年早いといわれています。
(*)A型性格:負けん気が強く、せっかちでストレスがたまりやすい性格の人をA型性格といいます。このような人はストレスによって交感神経が刺激されると血圧が上がり、コレステロール値も上がります。(血液型のA型とは関係ありません)

動脈硬化は「沈黙の病気」といわれ、初期症状がほとんどありませんが、深く静かに進行していきます。動脈硬化は血管の老化ですが小学生の終わりごろから始まり、一般的には45歳を過ぎて発症しますが、メタボ肥満や高血圧、糖尿病、運動不足、喫煙などの原因のある人ほど早く発症します。動脈硬化のスピードが遅い人は、病気のレベルまで動脈硬化が進まず一生、発症しません。生活習慣を見直して動脈硬化のスピードをゆっくりにしたいものです。




■ 動脈硬化を予防する生活習慣

食事に気を配る

・食べ過ぎない・・・ストレスがかかるとついつい食べ過ぎてしまう。
・食事の中の脂肪の量と質・・・バターや肉など固形の脂肪より室温で液体状態の植物性脂肪・魚油
・食物繊維を十分に摂る・・・便通を良くして体内に悪玉コレステロールなど毒素をためない
・砂糖や果物(果糖)を摂り過ぎない。
・アルコールは適量を守る・・・1日ビール1本、日本酒1合程度
・豆類を積極的に摂る・・・大豆タンパクはコレステロールを低下させ植物性脂肪や食物繊維も摂れる
・ビタミンE、ベータカロチンを多く含む食品を積極的に摂る。・・・野菜中心の食事
・水分を摂る・・・血液サラサラ効果のあるお茶などを飲む
・3食きちんとゆっくり食べる。


適度な運動を習慣にする・・・大腿部(太もも)の筋肉を使う有酸素運動が最適
大腿筋は体の中でもっとも大きな筋肉で、有酸素運動によってこの筋肉を活発に動かすと、脂肪を分解する「リポタンパクリパーゼ」という酵素が働き始め、善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールが減ることが明らかになっています。・・・散歩、ジョギング、スクワットがよい。


ストレスを溜めない・・・1日の内でどこかでリラックスできるように工夫します。
ストレス解消に食べると副交感神経が働いてリラックスできますが、ストレス肥満になります。
別の方法でのリラックス・・・睡眠入浴深呼吸・趣味・音楽・臭いなど
深呼吸は血圧上昇抑制効果あります。腹式呼吸で深呼吸する方法を身につけているといいですよ!

喫煙をしない


血圧を下げ、血管をしなやかにする食材があります。黒豆です。黒豆の色素成分シアニジンが効果があるのです。煮汁などにして成分を抽出して食します。

黒豆の煮汁



■ 動脈硬化の症状−動脈硬化が起こりやすいのは、脳と心臓、足の3カ所です。


・手足の力が抜ける。│・手足がしびれる。│・しゃべりにくくなる。│めまい、頭痛が起こる。


心臓
・階段をのぼり降りすると動悸がする。│重い荷物を持って歩くと息苦しくなる。



・足が冷えやすくなる。│・歩いていると、太ももの裏側やふくらはぎに痛みを感じる。│・足をひきずる状態になる。│・安静にしていても痛みが起こる。│・ちょっとした刺激でキズができ、化膿してなかなか治らなくなる。



■ 動脈硬化予防にレシチン

レシチンは体内で細胞膜や脳、神経組織や筋肉の回りを覆う物質を形成している重要な成分です。本来溶け合わない水分と脂肪を混ぜ合わせる乳化作用があります。

全ての細胞にはレシチンが含まれており細胞が細胞膜を通じて物質を取り入れたり、排泄したりできるのもレシチンがあるからです。レシチンが少なくなると細胞はたちまち不具合を起こしてしまいます。

レシチンの乳化作用は血液中のコレステロールを溶かして、血管の壁をきれいにする働きがあります。レシチンはHDLの善玉コレステロールを増やし、LDLの悪玉コレステロールを減らす働きもあり、動脈硬化や肝硬変の予防になります。

レシチンが豊富に含まれている食べ物には、卵黄、大豆、穀類、ゴマ油、コーン油、小魚、レバー、ウナギなどがあります。