糖尿病痩せていても糖尿病発症


■ 肥満でなくても糖尿病は発症する。脂肪肝にご用心、インスリン分泌量が少ない

糖尿病は太った人でなくても発症します。2型糖尿病患者の6割が肥満ではないといいます。糖尿病といえば太っているというイメージでしたが驚きですね。

肝臓は糖の貯蔵タンクでもあります。血糖濃度が高くなりすぎると肝臓が糖を取り込み貯蔵し、糖エネルギーが足りなくなると血液に放出しインスリンによって細胞に運ばれ血糖値が一定に保たれるようになっています。筋肉も肝臓と同じく糖の貯蔵タンクの役目をはたします。

ところが脂肪肝や脂肪筋になってしまうと糖を貯蔵することはできなくなり、血糖値が高くなったままの状態になります。驚くことにたった3日間程度のちょっとした食べ過ぎで簡単に脂肪肝や脂肪筋になることがわかってきました。血糖値が糖尿病と同じレベルになってしまうのです。つまり、初期の糖尿病状態です。長くこういう状態が続くと本当の糖尿病発症となります。

また、日本人などアジア人は欧米人に比べてインスリンの分泌量が少なく、肥満でなくても糖尿病を発症しやすく、また、2型糖尿病にかかりやすい遺伝子も最近発見され、この遺伝子を持っている人は普通の人より2.5倍リスクが高くなるそうです。痩せていても糖尿病になるのです。




■ 脂肪肝や脂肪筋の改善方

インスリンは血糖の調整をしますが肝臓や筋肉に糖を貯蔵したり、放出したりする調節もインスリンがおこないます。ところが肝臓や筋肉の糖貯蔵タンクがいっぱいになると糖は脂肪に換わっていき、だんだん糖を取り込めなくなっていきます。こういう状態が続くと脂肪肝や脂肪筋になり、やがて糖尿病発症へつながります。


初期の脂肪肝や脂肪筋は簡単に簡単に改善できる。

3〜5日間程度、カロリーを減らした低脂肪食を心がけるだけでも改善し、運動をすることで大幅に改善します。

初期の糖尿病であれば、食事と運動と十分な睡眠で簡単に正常な状態に戻れます。食べすぎ、運動不足はやはり糖尿病の元です。

また、週1回でも楽しみながら運動すれば糖尿病のリスクは半減します。糖尿病はストレスに影響されます。楽しみながら運動するのが良いようです。



■ 脂肪肝を放置していると糖尿病だけでなく脂肪肝炎に、肝硬変に、肝臓がんに

肝硬変や肝臓がんは酒飲みがなる病気と思われていましたがアルコールとは関係なくても発祥します。過食や肥満でも上記のように簡単に脂肪肝になり、放置していれば糖尿病だけでなく脂肪肝炎や肝硬変になります。

非アルコール性脂肪肝炎の9割が肥満症状をもち、3割に高コレステロール血症、5割にインスリンの効きが悪くなる「耐糖能異常」がある調査結果もあります。

対策は高脂肪・高カロリーの食事を控え、定期的な運動の習慣をもち睡眠に気をくばることです。