糖尿病糖尿病の食事療法−2


■ 糖尿病は食事療法が要!「糖尿病食事療法のための食品交換表」

糖尿病は食事療法が要ですが簡単に食品と分量のエネルギー量がわかる「糖尿病食事療法のための食品交換表」(日本糖尿病学会編/日本糖尿病協会)が発行されています。

同じような栄養素を含む食品を分類し、お互い交換できるように約80kcal(1単位)に相当する分量を表に示したものです。どの食品がどんな栄養素を含むか、同じような食品はどれとどれか、塩分や脂肪の多い食品はどれかなど日常の食品を表にしてあります。


食品の分類 食品の種類
表1 主に炭水化物を含む食品 穀物、いも、炭水化物の多い野菜と種実、
豆(大豆を除く)
表2 くだもの
表3 主にたんぱく質を含む食品 魚介、肉、卵、チーズ、大豆とその製品
表4 牛乳と乳製品(チーズを除く)
表5 主に脂肪を含む食品 油脂、多脂性食品、アボガド
表6 主にビタミン、ミネラルを含む食品 野菜、海藻、きのこ、こんにゃく
調味料      みそ、醤油、砂糖など

それぞれの食品で1単位80kcalの分量が示されています。




■ 1400kcalと1800kcalの計算例

分類 1400kcal 1800kcal
表1 穀物、いも等 12
表2 くだもの
表3 魚介、肉、卵等
表4 牛乳と乳製品等 1.4 1.4
表5 油脂、多脂性食品
表6 野菜等
調味料 みそ、砂糖等 0.6 0.6
合 計 18 ⇒ 18x80=1440kcal 23 ⇒ 23x80=1840kcal

量の増減、食品の種類の増減でカロリー計算が簡単にできます。



■ 食事療法を始めたら強い空腹感でイライラします。空腹感を抑えるには?

食べる量が少なくなったり油の量が減ると、腹持ちが悪くなるので空腹感が強くでることがあります。解消法のひとつは、毎食よく噛んでゆっくり食べるようにすることです。

どうしてもの時は、野菜スティックや糖分をおさえた寒天ゼリー、おでんこんにゃくなど40kcal(0.5単位)以内のものや、砂糖のないコーヒーやお茶をとるとよいです。また、間食はしないことに慣れましょう。


食事療法中の外食

外食でも基本は同じ。まず一食あたりのエネルギーを考えます。次に、主食・主菜・副菜となる食材がバランスよく含まれているかどうかをチェックします。

そばや丼物は栄養が偏りがちなので、いろいろな食品がとれる定食スタイルを選び、ごはん(またはパン)は1/3くらい残すか盛ってもらうようにします。

栄養バランスがよくないものや、エネルギーの高すぎるものをとってしまったら、前後の食事で過不足を調整します。


糖尿病が心配な人はすぐに食事療法を開始したほうがよい

糖尿病ではないが血糖値が高かったり、肥満だったりして糖尿病が心配な人は食事療法を開始したほうよいようです。糖尿病の食事は健康食の基本といわれるくらいですので気楽に考え、食生活を見直して「糖尿病」への進行を防いだほうが賢明です。